◆事業題目
「とくしまマリンサイエンスプロジェクト」
◆研究開発の概要
資源増殖や海洋環境についての指導の工夫や教材開発に取り組むとともに,地域や産学官の連携をとおして,生徒の学習意欲を向上させ,学力を伸長させるカリキュラムの開発を行う。
また,防災,環境保全・エコロジーの観点から,未来の技術者としての先端技術の取組について研究し,将来,工業,水産・海洋関係の技術者や科学者として活躍する人材の育成をめざす。
◆平成29年度の研究開発の内容
①学校設定科目
ア 学校設定科目「MSE(Marine Science English)」において,海洋科学等について英語論文の教材やネイティブとのTTによるワークショップの研究
イ 学校設定科目「SSH課題研究」において,課題発見・解決能力,理数に関する能力を高める効果的な指導方法・教材に関する研究
②産学官連携の実践と検証
ア 徳島県の水産研究(水産研究所等と連携し,講義や施設見学等)
イ 養殖環境調査(わかめ養殖に最適な海域の条件についての研究等)
ウ わかめの生態(わかめの生態や種苗生産の方法等についての講義や研修等)
エ 海洋環境改善技術(海洋環境の改善方法や技術開発等の講義や生息環境の改善等)
オ 機能性食品開発(四国大学と連携し,機能性微粉末の開発や機能性食品の試作等)
カ わかめ養殖二期作(わかめ養殖二期作化について種苗生産から製品化までの研究等)
キ 炭コンクリートに関する講演会
③先進施設見学・研究機関訪問の視察等
ア 燃料電池施設等見学
イ 国立行政法人海洋研究開発機構・中央水産研究所他の訪問
④専門科目・ものづくりの実践,教材開発,指導法の研究
ア 色素増感型太陽電池等の研究
イ LEDを利用した植物栽培
ウ 塩蔵わかめ製造装置の研究
エ スターリングエンジン等の研究
オ 海洋エネルギー発電システムの研究・開発
カ 小規模発電に関連する技術の研究および教材開発
キ 炭コンクリートの特性調査
ク 漁師の作業場兼住宅の設計
ケ 「こはねちゃん」のビジュアル展開Ⅲ
コ 小型水力発電の研究・開発
サ 森林保全に繋がる杉材を使った家具の開発
⑤マリンリサーチ部,総合科学部の活性化
ア 絶滅危惧種「カワバタモロコ」の繁殖
イ 新町川等の水質調査(BOD,COD,DO等)
ウ 各種研究発表会(県内課題研究発表会等)への参加,発表
⑥国際的視野と科学に関する知識を有する人材育成の研究
ア 英語による科学授業・実験に関する研究や教材作成
イ 海外高校等との交流の計画
ウ 海外高校等との交流のための英会話の研修
⑦SSH指定校への視察やSSH研究発表会・交流会等への参加及び生徒研究発表会
ア SSH指定校への視察
イ 発表会や交流会への積極的な参加
ウ 生徒研究発表会の開催
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