実習船「阿州丸」(第1種小型漁船)
阿州丸(図面)

目的

 徳島県沿岸海域において,次のような実習を目的とします。

  1. 航海・機関実習
  2.    
  3. 漁業実習
  4.    
  5. 水産生物実習
  6.    
  7. 海洋観測実習
  8.    
  9. 潜水・海洋スポーツ実習など

特徴

 船体は,斬新で優美なスタイルを特徴とし,新しい水産・海洋教育に対応できるよう,最新の航海計器,海洋観測機器,バウスラスター等を装備した耐航性,操縦性,復原性を有する小型実習船となっています。

■主要目
全長 18.73m 速力(試運転最大) 約22ノット
登録長 14.95m (航海速力) 約20ノット
登録幅 4.30m 航続距離 約500海里
登録深さ 1.60m 燃料タンク 約4200リットル
総トン数 19トン 清水タンク 約1400リットル
定員 43名 資格 小型兼用船
■設計・製造
設計 財団法人 日本造船技術センター
建造 ヤンマー株式会社
起工 平成20年9月18日
進水 平成21年1月7日
竣工 平成21年1月18日
操舵室(前部)
操舵室(前部)
操舵室(後部)
操舵室(後部)
マスト
マスト
フライングブリッジ
フライングブリッジ
船首
船首
船尾
船尾
機関室
機関室
操舵機
操舵機
居住区(前部)
居住区(前部)
居住区(後部)
居住区(後部)
日和佐港係留中
日和佐港係留中
プロペラ・舵
プロペラ・舵

船体デザインのコンセプト

阿州丸
  • 船体中央部に校章の藍色と白色を反転させ,スピード感が出るように少し斜めにしています。
  • 船尾の3本のラインで統合する「徳島工業高校」,「徳島東工業高校」,「水産高校」,操舵室の1本のラインで「徳島科学技術高校」をそれぞれ表すとともに,3校が一つになるというイメージも表しています。 
  • 各ラインの色については,操舵室の1本のラインは徳島科学技術高校のスクールカラーである「藍色」,船尾の3本のラインは新校舎を囲む「眉山の桜(桜色)」,「眉山の緑(薄緑色)」,「澄む吉野川(水色)」を表しています。
  •    
  • 3本のラインが統合した部分から,操舵室の1本のラインにかけてはラインを太くし,力強く統合していくイメージを表しています。

阿州丸建造の概要