カテゴリ:電気コース

ひらめき 【電気コース】四電工 出前授業

 徳島科学技術高校 電気コースです笑う株式会社四電工の方々にお越しいただき,2年次から電気コースに進む1年生が電気工事の技能指導を受けました。

四電工 出前授業
実施日 2023年2月15日(水)
場所 徳島科学技術高校 電気工事実習室,電力実習室
参加生徒 電気技術類の1年生のうち2年次から電気コースに進む生徒

 株式会社四電工より,7名の方々がお越しくださいました。今回指導してくださったのは電気工事の大会である「技能五輪全国大会」や「屋内配線工事技能オリンピック」に出場された方々です。


今回御指導くださった株式会社四電工のみなさん

 まず,四電工の会社概要について,仕事内容や技能五輪について紹介していただきました。




 そのあとはいよいよ技能指導です。3班に分かれて,御指導いただきました。その様子を御覧ください↓↓↓

 ↑電気工事の作業について,見本を見せていただたきながら丁寧に教えていただきました。





 ↓生徒も,コンパネ(木製の板)に電気工事を施す作業に取り組みました。作業は一人ずつ順番に行いました。四電工の方々は一人一人に丁寧に教えてくださいました。

 スイッチボックスの取り付け

 ↓合成樹脂管(電線を収めるプラスチック製の菅)を直角に曲げる作業です。ガストーチランプの炎で合成樹脂管を加熱し,やわらかくして曲げます。



 ↑灰色の菅が合成樹脂管です。


 ↑きれいなカーブを描いて直角に曲げることができました興奮・ヤッター!


 ↑曲げた後は濡れた布で菅を冷やします。


 ↑金属管(電線を収める金属製の菅)を直角に曲げる作業です。


 ↑使うのはパイプベンダーという工具です。体重をかけると金属管を曲げることができます。


 ↑ケーブルをコンパネに取り付ける作業です。ステップル(コの字形の材料)を金づちで叩いてケーブルを取り付けていきます。



 ↓ねじを使って電動ドリルで器具類をコンパネに取り付けていきます。




 ↓PF菅(手で簡単に曲げられるタイプのプラスチック製電線管)を専用のカッターでカットしているところです。




 ↓ついに完成ですキラキラ電源を接続して実際にスイッチの切り換えによって電球が点灯するかどうか点検しました。無事,点灯したのを確認してほっとしました。


 電気工事は,電気工事士試験に挑戦するときにも練習しましたが,今回は今までに経験したことの無い作業についてたくさん教えていただき,体験することができました。
 株式会社四電工のみなさん,本当にありがとうございました!


ひらめき 【電気コース】2年生の実習紹介

 こんにちは!徳島科学技術高校 電気コースです笑う
 今回は電気コース2年生の実習の一つを紹介します。徳島科学技術高校では週に1~2回,実習授業があります。電気技術類(電気コースと情報通信コース)では,各学年において週に1度,3時間の実習を行っています。

 今回紹介する実習のテーマは「単相交流電力と力率の測定」です。
 日頃,私たちの自宅で使っている電気製品の多くで使われている電圧は交流の100V(ボルト)です。電球や蛍光灯も100Vの電圧をかけることで光っています。

 今回の実習では,電球や蛍光灯にかける電圧を0~100Vの間で変化させると,照明器具の光り方がどう変化するのか実験してみました。

実験に用いた電気製品
1 一般の白熱電球
2 蛍光灯
3 LED電球
4 ハロゲンランプ(白熱電球の一種です)
5 扇風機(照明ではありませんが,回転速度の変化を観測しました)


一般の白熱電球


電球形蛍光灯(左)とLED電球(右)


ハロゲンランプ


扇風機


照明器具にかける電圧を0~100V
に変えるのに用いた変圧器
(スライダックと呼んでいます)


実験の様子

実験の結果は???
 白熱電球とハロゲンランプは電圧と電球の明るさが比例するように電圧を上げると徐々に明るくなっていきました。しかし,蛍光灯とLED電球はある電圧までは全く光らず,ある電圧から点滅するように不安定な光り方をして定格電圧の100Vに近づくと安定して光りました。実験のあと,なぜ光り方にこのような違いが起こるのかを知るため,それぞれの照明器具の発光原理について再確認しました。
 また,扇風機の回転速度は電圧に比例するように電圧の上昇とともに徐々に回転速度が速くなりました。「電気機器」の授業でモーターの回転速度は電圧にほぼ比例すると学びましたが,この実験でも確かめることができました。

 日常生活では,家庭の電気製品に100V(定格電圧)以外の電圧をかけることがありません。今回の実験で定格電圧よりも小さな電圧をかけてみるとどうなるのかを実験によって確かめることができて良かったです興奮・ヤッター!

 

ひらめき 【電気コース】第一種電気工事士試験に29名が合格!

 徳島科学技術高校 電気コース(1年生は情報通信コースに進む生徒も含む)の生徒29名第一種電気工事士試験に合格しましたお祝い

 電気工事士の資格は第一種と第二種に分かれています。

第二種電気工事士
 住宅など小規模な建物内の電気工事ができる資格
第一種電気工事士
 ビルなど大規模な建物内の電気工事ができる資格
(第二種電気工事士の範囲の電気工事もできます)

 試験は筆記試験と技能試験(筆記試験合格者のみ受験できる)がありますが,いずれも第二種よりも第一種電気工事士試験のほうが難易度が高くなります。挑戦した生徒たちは7月に学習を始め,12月11日(日)に行われた技能試験まで,合格に向けてよく努力しました。
 本校生徒の合格率は筆記試験が89%,技能試験が83%でした。

 第一種電気工事士 技能試験 に向けて電気工事の練習をしている様子を御覧ください。

電気工事作品を組み立てている様子1


電気工事作品を組み立てている様子2


電気工事作品を組み立てている様子3


電気工事作品を組み立てている様子4

 電気工事作品が完成したら,作品に間違えているところがないか先生に確認してもらい,アドバイスなど指導していただきました。

完成した作品を先生に確認してもらっている様子


ひらめき 【電気コース】1年生の実習紹介

 こんにちは!徳島科学技術高校 電気技術類 電気コース です。
 電気技術類の生徒は毎週1回,実習の授業があります。
 電気技術類は2年生から電気コースと情報通信コースに分かれますが,今回は電気コースに進む予定の1年生の実習の様子を紹介します。

 電気コースでは,電気回路に電流を流して電圧や電流を測定する実習,発電機・電動機(モータ-),変圧器の特性を調べる実習,電極間に約4万ボルトぐらいの高い電圧をかける高電圧実習など,電気・電子の基礎や電気機器・電力技術に関する様々な実習を行いますが,パソコンを使った実習も行っています。
 パソコンといえば情報通信コースのほうが広く,深く行っていますが,電気コースもパソコンの基礎的な実習は行っています。

 今回はWord(ワード)というソフトを用いて,タイピング練習と文書作成の実習を行いました。教材は日本語ワープロ検定3級の問題です。

 実習中は,文書作成ソフトを使うのが初めてという人を対象に説明してもらえるので,パソコンの初心者でも安心して実習を受けることができます。



 実習を受けた全員が正確に課題作品(文書)を仕上げることができました。

 電気コースでは,他にも表計算ソフトExcel(エクセル),プレゼンテーションソフトPowerPoint(パワーポイント),シーケンス制御実習等,パソコンを使った実習を行っています。

ひらめき 【電気コース】2年生がインターンシップに参加しました

 みなさんこんにちは。徳島科学技術高校 電気コースです。
 電気コースの2年生10名が,インターンシップ(職業体験)に参加しました。電気コースでは,例年11月に2年生の希望者が企業のインターンシップに参加しています。本年度は,一般財団法人四国電気保安協会,四国電力送配電株式会社,株式会社四電工の3社にお世話になりました。

【一般財団法人四国電気保安協会】 2022年11月21日
 午前中,業務の概要説明のあと,絶縁抵抗計やクランプ形電流計等の測定器具を用いた分電盤設備の点検を体験しました。午後には,卸売市場での保安管理業務(月次点検)の様子や受電設備(キュービクル式)を見学させていただきました。

分電盤内のブレーカーの動作点検

【四国電力送配電株式会社】 2022年11月24,25日
 1日目の午前は家庭用ブレーカーを操作し,漏電の確認方法や対処方法について学びました。また,眉山(びざん)頂上に移動し,制御所と無線で交信して自動開閉器の入り切り動作を行う開閉器動作体験をしました。午後には,現場作業体験として,手動開閉器操作や電線の切断と圧着作業,高所作業車への試乗等いろいろ体験させていただきました。
 2日目は,国府変電所と徳島系統制御所を訪問しました。変電所の巡視点検,遮断器・開閉器の操作体験・鉄塔昇塔体験等たくさんの体験をさせていただきました。


変電所設備の点検


鉄塔昇塔体験

【株式会社四電工】 2022年11月24,25日

 1日目の午前は,徳島営業所で配電システムについて学び,電柱の工事で使う高所作業車に試乗させていただきました。午後には,小松島市の配電工事(架空線工事)現場を見学しました。参加した生徒たちは,安全に気をつけながらも丁寧かつスピーディな作業を目の当たりにして驚いていました。
 2日目の午前は,徳島大学の施設(石井町)の現場見学で受変電設備等について学びました。午後には,CADを使った製図を体験しました。

高所作業車への試乗体験


CADによる製図体験

 今回は,インターンシップで体験した一部を紹介しましたが,他にもいろいろ体験させていただきました。インターンシップで学んだことを将来の進路選択に生かしていきたいと思います。日頃当たり前のように使っている電気は,今回お世話してくださった会社の方々の努力により地域の隅々に至るまで安全に安定して供給されていることにも改めて気づかされました。
 インターンシップに御協力いただきました企業の皆様,本当にありがとうございました。

ひらめき 【電気コース】フレッシュ先生を紹介!2022/12/8

 みなさんこんにちは(^^)徳島科学技術高校 電気コースです。
 徳島科学技術高校が開校して14年目の本年度,初めて電気コースに
新任の教諭が赴任しました。島田 壮一朗 先生です。島田先生は1年電気
技術類のクラスを担任し,電気工事士試験等資格取得の指導にも力を注
いでいます。今回は島田先生にインタビューをしてみたいと思います。

新任の 島田 壮一朗 先生

ー まず,自己紹介をお願いします。ー
 こんにちは!今年度より徳島科学技術高校に赴任しました,島田です。
昨年度までは,つるぎ高校に勤務していました。29歳になりました。筋
トレを始めようかと思っています。

ー 徳島科学技術高校の第1印象は?ー
 校舎がとても綺麗な学校だなと思いました。クラスが1つの学年に11
クラスもあり,生徒の数と先生の数の多さに驚きました。部活動の種類も
多いなと感じました。

ー 担任しているクラスはどんなクラスですか?ー
 みんな明るく笑顔の絶えないクラスです。授業でも積極的に発言してく
れるためとても助かっています。大好きなクラスです。

ー 本校の生徒のいいところは?ー
 生徒たちはよくあいさつをしてくれます。廊下の端から大きな声であい
さつしてくれたり,立ち止まってお辞儀してくれたり,とても礼儀正しい
です。
 部活動や資格取得など様々な活動に意欲的に取り組む姿勢がすごいと思
います。

ー 徳島科学技術高校に赴任してから印象に残っているできごとは?ー
 担任になって初めての体育祭ですね。クラス一丸となって優勝を目指し
て頑張ったことはとても印象に残っています。クラスが学年別で優勝し,
とてもうれしかったです。

ー 趣味はありますか?ー
 カフェ巡り,遠出(ドライブ)

ー 最後にメッセージをお願いします!ー
 徳島科学技術高校には工業と水産に関する様々なコースがあり,それぞ
れのコースで専門の知識や技能を習得できます。体育祭や文化祭などの学
校行事も盛り上がります。進路については,企業からの求人数が多く,就
職先は豊富です。国公立大学をはじめ,大学や専門学校への進学を目指す
のにも良い学校だと思います。これから高校進学を控えているのみんなも
徳島科学技術高校への進学を考えてみてください!

 

雷 ☆電気コース☆電気工事模型製作中

 

 みなさん,こんにちは!徳島科学技術高校 電気技術類

電気コース です!

 電気コースでは3年生が課題研究という授業を受けて

います。課題研究では5つの班に分かれて,それぞれの

班で決めた研究テーマについて取り組んでいます。

 今回は「電気工事模型の製作」について取り組んだ班

の活動を紹介します笑う

電気工事の模型づくりに取り組んだメンバー

  

 私たちの自宅には照明(蛍光灯や電球ひらめき),冷蔵庫,

電子レンジ,テレビなどの電気製品があり,発電所から

送られてくる電力を利用しています。しかし,日常生活

では照明やコンセントに電力を送り届けるための電線

屋内配線といいます)を見ることがありませんよね戸惑う・えっ

屋内配線は壁の向こうや天井裏,床下など見えない場所

に施されています。

 今回は身近な屋内配線を見える形にしました。

 製作の様子をごらんください。

スイッチボックスの組立

 私たちが自宅や学校で使っているコンセントや照明の

スイッチ等はスイッチボックスという箱に収められてい

ます。写真のコンセントやスイッチが取り付けられてい

る銀色の箱がスイッチボックスです。

 

 端子付ジョイントボックスへの電線の接続

 電線同士の接続はボックスとよばれる箱の中で行うこ

と規定されています。このボックスにもいろいろな種類が

あります。

 

電線の板への取付

 ステップルという材料を使ってステップルをかなづちで

たたいて電線を板に取り付けます。

 

 電線や器具を取り付ける板の加工

 卓上糸のこで木材を切断しているところです。

 

 電気工事模型の組立

 作品が完成する直前の様子です。電線同士を接続するた

めに,電線の形をきれいに整えてきます。

 

完成作品 1

 

完成作品 2

 

 電気工事の模型づくりに取り組むことで,私たちの自宅

施されている屋内配線工事の仕組みがよく分かりました。

初めて使った器具や材料もあって,たくさんのことを学ぶ

ことができました興奮・ヤッター!

 現在も私たちは新しい作品づくりに取り組んでいます。

本校に新しく入学してくる人や本校の文化祭に訪れてくだ

さる人に,見て触っていただき,電気工事を身近に感じて

いただける作品に仕上げたいと思います笑う

 

 

 

電気工作同好会(電気コース)活動報告

 5月15日(土)に徳島県立西部テクノスクールで行われた第20回高校生ものづくりコンテスト徳島研大会電気工事部門で、電気コース3年井堀選手が優勝し、徳島県の代表として四国大会に出場することとなりました。

 

 

 6月26日(土)に高知県立高知工業高校で、第17回高校生ものづくりコンテスト四国大会電気工事部門に、電気コース3年 井堀選手が出場しました。新型コロナ感染症防止のため部活動の時間に制限があるなか、少ない練習時間で、電気工事の速さと正確さを磨いてきました。井堀選手は、日頃の練習の成果を発揮し、競技時間(2時間)内で課題を完成(1時間57分)することができました。

 

 

 

 

雷 【電気コース】2年生の実習

 みなさん,こんにちは!徳島科学技術高校 電気コース ですにっこり

 本校は学ぶ専門科目によって6類11コースに分かれており,電気技術類に入学した生徒は2年生から電気コース情報通信コースに分かれて学習します。

 電気コースでは週1回,実習授業があり,電圧計・電流計などの計器を使った電気回路の実習,発電機・電動機(モーター)・変圧器の特性を調べる実習,電圧を約4万ボルトまで上げる高電圧実習,パソコン実習など様々な実習を受けています。

 今回は電気コースの2年生が受ける実習の一部を紹介します。ごらんください。

コイルを用いた交流回路の特性

 コイルに交流電圧を加えて,コイルに流れる電流を測定し,交流の周波数によってどのように電流の大きさが変化するかを計測しました。初めてデジタルマルチメーターを使って実験を行い,電気計算についても学ぶことができました。

トランジスタの静特性

 トランジスタは半導体でつくられた電子部品の一種でパソコン・デジタルカメラ・携帯電話などあらゆる電子機器に組み込まれています。トランジスタは電子機器の中で電気信号を増幅したり,スイッチをオン・オフしたりする役割を果たしています。今回はトランジスタに電圧を加えて,電圧の大きさを変えながら電流の変化を測定しました。

 

継電器(けいでんき)の特性

 継電器は通常より大きな電流が流れたり(過電流といいます),電流が外部に漏れたり(地絡[ちらく]といいます)などの異常を検出するセンサーの役割を果たす機器です。継電器はその異常を遮断器に知らせ,遮断器が異常が発生した箇所を停電させることで機器や電線の故障・破損を防ぎます。今回は擬似的に過電流と地絡を発生させて継電器や遮断器がどのように作動するか実験しました。

 

パソコン実習

 今回は表計算ソフトのEXCEL(エクセル)の使い方を学びました。EXCELはデータを表やグラフにできる便利なソフトです。電気コースでは文書作成ソフトWORD(ワード)やプレゼンテーションソフトPOWER POINT(パワーポイント)についても学びます。

 

 これからも少しずつ電気コースを紹介していきたいと思います。ありがとうございました。

 

 

 

【電気コース】伝統のチュロス(文化祭)

 徳島科学技術高校 電気コースより2020年度の文化祭について,ご報告させていただきます
 本年度は令和2年(2020年)9月5日(土)に開催されました。

 

 令和2年度 徳島科学技術高校 文化祭
 開催日 令和2年(2020年)9月5日(土)
          ※例年は10月に開催されます。
 会  場 徳島科学技術高校

 

 電気コースでは3年生が食品バザーでチュロスを販売するのが伝統になっています。例年は大盛況の
チュロスですが,本年度は新型コロナウィルス感染防止の観点から非公開での開催となり,チュロスが
売れるのかどうかが心配でした。
 いざお店をオープンすると生徒や本校生徒のご家族がたくさん訪れてくれました。今年もチュロスは
好評を得て,無事完売することができました お店を運営した私たちにとっても良い思い出になりまし

 お越しくださったみなさんありがとうございました!

 来年は文化祭が一般公開されることをお祈りしています。一般のお客様にもたくさんお越しいただき,
文化祭を盛り上げていきたいです