【陸上競技部】パラアスリート講習会

みなさんこんにちは。

 11月18日(土)に、本校で開催された『パラアスリート講習会』に参加しました。

 これは、サントリーがスポーツ支援事業として行っている、「サントリーチャレンジド・スポーツアスリート奨励金事業」というものに、本校陸上部を卒業した坪井望来選 手が選ばれたことがきっかけとなって、開催されたものです。

 主催者は徳島県障がい者スポーツ協会で、縁あって我々陸上部も共に参加させていただきました。

 御講演いただいた講師先生は、三井住友海上火災保険(株)に所属し、視覚障がい者柔道の現役選手として活躍されている、田中 司先生です。

 今は柔道をされていますが、陸上選手としてのキャリアの方が長く、約10年の競技歴の中で、円盤投げ・砲丸投げ・やり投げの3種目でパラ日本記録を更新し、現在も円盤投げの日本記録を保持しているなど、陸上競技を追求してこられたトップアスリートです。

  講演会には、坪井選手と本校陸上部員だけでなく、パラスポーツに挑戦しているアスリートも多数参加していました。

 講演では、御自身の障がいの話をはじめとし、様々なスポーツに挑戦することになったいきさつ、競技を通していろんな人との縁ができて支えられてきたこと、スポーツを楽しむために大切なこと、冬期練習に突入するにあたっての心構えなどについて、経験をもとに語ってくれました。

 また、実技講習では、パラアスリートのみなさんと交流する場面や、田中先生が普段やっているウォーミングアップ・トレーニングの紹介などがありました。車椅子の選手と共にスポーツに親しむとなると、できないストレッチがあったり、競技でも人それぞれの障がいによってサポートに工夫が必要だったりと、本校の選手達も頭を悩ませるシーンがありました。同年代のパラアスリートと交流し、試行錯誤する彼らの姿を見て、パラスポーツについて理解したり考えたりするよい経験が得られたなと感じました。

 田中先生から参加者に向けて、「自分の歩いた道は、自分の信じた道」「感謝・ありがとう」など、ポジティブな言葉もいただきました。終始和やかな雰囲気の中、盛りだくさんの内容を体験させてもらいました。

 田中先生、本当にありがとうございました。これからの活躍を応援しています。

 徳島科技高陸上部の応援もぜひよろしくお願いします。