校歌
 
青丸   作詞の意図
 徳島の四季のうつろいと共に,そこで学ぶ生徒の一人ひとりが,成長していけるように,という思いのもとに,歌詞を制作しました。
 人にも,目標を定め,次にその目標に向かって一心に努力し,さらに,自身で考えを深め,道を究め,自立してゆく,という過程があり,それを人生の季節と考えています。
 自分の内と外を見つめ,自然と人生の季節を感じることで,豊かな心を育み,生きる土台としてほしいと思います。
青丸   歌詞解説
一番

 春の山(山笑う),春の風(風光る),桜から,生徒一人ひとりを,徳島という土地,学校という居場所が肯定し,受け入れているというメッセージを込めた。肯定されているという安心から,夢に向かっての第一歩へと進んでほしい,という気持ちを込めた。

二番

 夏のみずみずしさの象徴である滴り,夏の風(風薫る)に,勢いのある緑の描写を重ねた。徳島の自然のパワーを感じながら,生徒たちには,いきいきと活動してほしいとの思いから,「躍動」「英気」「踏み出してゆく」と力強い語を選んだ。

三番

 静かに澄む秋の大気(新涼,天高く),吉野川の静かな美しさ(光を抱いて澄む)から始まり,二番と印象を変化させ,内側へと視点を向けてほしい,と考えた。これまでの歩みを確かにしいくために,振り返り,確かな指向のもと,さらに未来を切りひらいていってほしい,という思いで,「開拓」「船首を高く」「漕ぎだしてゆく」の語を選んだ。

四番
 卒業後の続く人生も視野に入れて書いた詞。舞う雪(風花),冬の山(山眠る)という冬という季節を,停滞ではなく,「深まり」ととらえ,厳しい時期も,ねばり強く耐え,自分を信じて欲しいという思いを込めた。「熟慮」「内なる光」といった言葉が,卒業後の生徒たちの「道」「拓」いていってくれる助けになれば,と考えた。