2021年7月の記事一覧
【電気コース】2年生の実習
みなさん,こんにちは!徳島科学技術高校 電気コース です
本校は学ぶ専門科目によって6類11コースに分かれており,電気技術類に入学した生徒は2年生から電気コースと情報通信コースに分かれて学習します。
電気コースでは週1回,実習授業があり,電圧計・電流計などの計器を使った電気回路の実習,発電機・電動機(モーター)・変圧器の特性を調べる実習,電圧を約4万ボルトまで上げる高電圧実習,パソコン実習など様々な実習を受けています。
今回は電気コースの2年生が受ける実習の一部を紹介します。ごらんください。
コイルを用いた交流回路の特性
コイルに交流電圧を加えて,コイルに流れる電流を測定し,交流の周波数によってどのように電流の大きさが変化するかを計測しました。初めてデジタルマルチメーターを使って実験を行い,電気計算についても学ぶことができました。
トランジスタの静特性
トランジスタは半導体でつくられた電子部品の一種でパソコン・デジタルカメラ・携帯電話などあらゆる電子機器に組み込まれています。トランジスタは電子機器の中で電気信号を増幅したり,スイッチをオン・オフしたりする役割を果たしています。今回はトランジスタに電圧を加えて,電圧の大きさを変えながら電流の変化を測定しました。
継電器(けいでんき)の特性
継電器は通常より大きな電流が流れたり(過電流といいます),電流が外部に漏れたり(地絡[ちらく]といいます)などの異常を検出するセンサーの役割を果たす機器です。継電器はその異常を遮断器に知らせ,遮断器が異常が発生した箇所を停電させることで機器や電線の故障・破損を防ぎます。今回は擬似的に過電流と地絡を発生させて継電器や遮断器がどのように作動するか実験しました。
パソコン実習
今回は表計算ソフトのEXCEL(エクセル)の使い方を学びました。EXCELはデータを表やグラフにできる便利なソフトです。電気コースでは文書作成ソフトWORD(ワード)やプレゼンテーションソフトPOWER POINT(パワーポイント)についても学びます。
これからも少しずつ電気コースを紹介していきたいと思います。ありがとうございました。
【電気技術類】第二種電気工事士試験に挑戦中!(2021/07/06)
みなさん,こんにちは!徳島科学技術高校 電気技術類 です!
毎年,電気技術類の1年生は夏に実施される第二種電気工事士試験(上期試験)に挑戦
しています。この資格を取得すると,私たちが住んでいる住宅の壁にコンセントやスイッ
チを取り付けたり,天井に照明を取り付けたりなど,建て物の中の電気工事に従事するこ
とができます。
第二種電気工事士試験には、筆記試験とその合格者が受験できる技能試験があります。
筆記試験は5月30日(日)に受験しました。筆記試験はマークシート方式で実施され,
電気工事に関する法令や電気工事で使用する工具・材料の名前や用途,建て物の電気配線
図を見て答える問題など電気工事士として必要な知識を問う問題が出題されます。
現在は技能試験に向けてワイヤストリッパー,ペンチ,圧着ペンチ,ドライバー,電工
ナイフ,ウォーターポンププライヤーなどの工具を用いて電気工事の練習をしています。
技能試験では制限時間40分の間に電気回路図と施工条件に応じた作品を仕上げなければ
なりません。最初は作業に時間がかかりますが,慣れてくると工具の使い方や作業の手順
等の要領をつかみ,制限時間内に仕上げられるようになります。
それでは,電気技術類の1年生が電気工事の練習に取り組む様子をご覧ください。
コンセントやスイッチなどの器具に電線を取り付けたり,電線同士を接続したり,何度も
練習することで,手際よく作業ができるようになってきました
最後までていねいに仕上げます!
完成した生徒の作品
作品が完成したら,担当の先生に作品を見ていただき,アドバイスをいただきます
毎日の練習により,ミスをすることも少なくなくなってきました
技能試験は7月18日(日)です。みんなで合格できるよう頑張ります!