タグ:海洋
ウーパールーパーの繁殖に成功!!(マリンリサーチクラブ)
ウーパールーパーの繁殖に成功!!(マリンリサーチクラブ)
これまでマリンリサーチクラブでは,飼育しているウーパールーパー(アホロートル,サラマンダー)の
繁殖に取り組んできました。昨年は,成熟まで至らず繁殖ができなかったため,「今年こそは!」と
意気込んでいた顧問と担当生徒ですが,11月26日,ついに!!!産卵が認められました!
その様子をダイジェストで紹介します。
11月24日(木)
飼育担当の生徒が「精包(せいほう:精子の入ったゼリー状のもの)」を発見!
大急ぎで,繁殖の準備を行いました。大きめの水槽にオスとメスを1個体ずつ入れ,卵を産み付ける
場所として飾り葉などを多めに入れました。
写真①精包の様子
11月25日(金)
水槽内に精包はたくさんあるものの,産卵は認められない・・・
11月26日(土)
たくさんの卵が産卵されているのを発見!!この日は中学生オープンスクールの日であったため,
部活動体験に来てくださった中学3年生のみなさんにも見てもらいました。
写真②卵の様子
11月27日(日)
昨日より,さらに産卵!!産卵数は100を超しており,産卵はいつ終わるのだろうかと心配になりました。
また,卵を撮影すると卵割が始まっているようすがきれいに撮影できました。
写真③卵割の様子
11月28日(月)
ようやく産卵は終わったようす。たくさん産卵しました。
写真④産卵終了
母ウーパールーパーになった個体は,産卵前と産卵後の約4日間でこんなにも体形の変化がありました。
写真⑤産卵前
写真⑥産卵後
これから,孵化に向け日々お世話が大変になり,気の抜けない毎日が続きそうですが,部員全員で
協力してがんばります!
※今回親ウーパールーパーになった個体は,昨年7月に香川県立多度津高等学校 生物科学部から
いただいた個体です。ありがとうございました。
マリンリサーチ部の夏休み活動記録
マリンリサーチ部の夏休み活動記録
〇飼育生物のお世話・管理
マリンリサーチ部では夏休み中も平日はほぼ毎日,熱帯魚や海水魚,カメなど約20種類の飼育生物
のお世話をしていました。
ある日のこと・・・
「先生!!カメが無精卵を産みました!!」と目を輝かせながら報告に来てくれました。しかし数分後,
「昨日水替えしたばっかりなのに,卵のせいで水槽が汚れて,今日また掃除しないといけないんです・・・」
と辛そうに水槽の方に戻っていきました。
水槽掃除はとても大変です。さらに,カメは外水槽にいるため炎天下での作業・・・。
生き物を育てるのは楽しい面もありますが,実はすごく大変なのです。それを身に染みて感じたようでした。
写真① カメの無精卵 写真② 飼育生物「クマノミ」 写真③ 飼育生物「オニテナガエビ」
〇新水槽の立ち上げ
夏休み中に120cmの新水槽を2つ立ち上げました。水温調整のためのクーラーを入れたり,ろ過槽を作っ
たりと大変でしたがうまく立ち上げることができました。その後,1台には川魚を,もう1台には熱帯魚を入れ,
きれいな水槽になりました。
→
写真④ 立ち上げ直後(川魚水槽) 写真⑤ 川魚水槽完成!! 写真⑥ カワムツを入れました
→
写真⑦ 立ち上げ直後(熱帯魚水槽) 写真⑧ 熱帯魚水槽完成!! 写真⑨ 熱帯魚たち
〇日和佐川の生物調査
マリンリサーチ部では,毎年夏休みの期間を利用して日和佐川の調査を行っています。
これは,指標生物を観察することで日和佐川の水質や環境を知るために行っているものです。
この日はカワムツやテナガエビなどを観察することができました。
写真⑩ 日和佐川での様子1 写真⑩ 日和佐川での様子2 写真⑩ 日和佐川での様子3